卓球ラケットの板構成パターンって?合板と特殊素材?

当ページのリンクには広告が含まれている場合があります。
卓球ラケットの板構成アイキャッチ

卓球のラケットってただの木の板なんじゃないの?

木材以外もラケットに使われていて、組み合わせによっても全然違うラケットに仕上がっています!

卓球ラケットは3〜9層ほどの木の板を圧着した「木材合板ラケット」

カーボンやグラスファイバー等の薄いシートを挟んだ「特殊素材ラケット」

一枚板のみで作られた「単板ラケット」など、いくつもの組み合わせで作られています。

板の構成によって弾みを抑えたモデルから、よく弾む上級者向けのラケットがあり、プレーレベルやプレースタイルによって自身のスタイルにマッチしたラケットを選ぶことができます。

ぜひ卓球ラケットの板構成について学んでいきましょう!

目次

卓球ラケットの板構成ルールについて

卓球ラケットの板構成のイメージ

木の材を使用しているイメージの卓球ラケットですが、木材の他にも硬質の素材を接着し、打球の飛びをサポートすることが認められています。

ラケットの本体の85%が天然木で、その他接着している層については「炭素繊維」「ガラス繊維」「圧着紙のような繊維材料」等で補強することができます。

参考文献:公益財団法人 日本卓球協会

そのため、卓球ラケットの15%は天然木以外の素材を使用することで、各メーカーから多種多様なラケットが販売されています。

卓球ラケットは木の板以外にも使われているんだね!

5枚合板ラケット

卓球ラケットの5枚合板のイメージ

5枚合板は5枚の木の板を組み合わせたラケットです。

THE・王道ラケット!!! と断言できる板構成の卓球ラケットです。

初心者から上級者でも扱いやすく、各卓球メーカーでもラインナップが多いラケットです。

5枚合板ラケットの特徴

5枚合板の卓球ラケットの板構成

5枚合板のメリットとしては、打球感が柔らかく重量も軽めの個体が多めで初心者でも扱いやすいモデルが多いです。

打球の弾みもほどほどに抑えられており、打球感も柔らかく回転をかけやすくなっています。

卓球は回転をかける感覚を養うことが大切なので、これから卓球を始めようとする方は5枚合板のラケットがおすすめです。

飛び
飛びにくい
飛びやすい
重さ
軽い
重い
回転
かけにくい
かけやすい
打球感
柔らかい
硬い
レベル
初心者
上級者
価格
安い
高い

7枚合板ラケット

卓球ラケットの7枚合板のイメージ

7枚合板ラケットは7枚の木の板を組み合わせたラケットです。

5枚合板ラケットよりも2枚木材が多く配置されたラケットになっており、飛びの良いラケットになっています。

7枚合板ラケットの特徴

7枚合板ラケットは5枚合板ラケットよりも重量が重くなっている分、しっかりラケットを振ることができればスピードも出やすいラケットになっています。

その反面、スイングに自信がなければ扱いが難しいラケットですので、初心者からレベルアップする際に選択肢に入れるようにすると良いかもしれません。

飛び
飛びにくい
飛びやすい
重さ
軽い
重い
回転
かけにくい
かけやすい
打球感
柔らかい
硬い
レベル
初心者
上級者
価格
安い
高い

特殊素材ラケット(インナー)

卓球ラケットのインナーカーボンラケットのイメージ

特殊素材ラケットは木材の間にカーボン(炭素繊維)やグラスファイバー(ガラス繊維)といった反発性の高い素材を挟み込んで、ボールスピードを上げたハイテクラケットになっています。

「インナー」とは、木材の中心側である中板側に特殊素材を配置したラケットです。

中心側なのでインナーです。わかりやすいですね。

通称では「インナーラケット」、「インナーカーボン」、「インナーファイバー」と呼ばれています。

特殊素材ラケット(インナー)の特徴

卓球ラケットの特殊素材(インナー)の板構成

インナーラケットは外側は木材、中心側に特殊素材になっているため、軽打時では木材ラケットの柔らかい打球感、強打時では中心側の特殊素材の反発を生かして硬い打球感となっています。

5枚合板ラケットからステップアップしたいと考えている方も扱いやすいラケットです。

ほとんどの特殊素材入りラケットは「木材は5枚+特殊素材2枚」という構成になっているため、7枚合板より軽いのも特徴です。

ただし、特殊素材は木材のみで構成されたラケットより高価なラケットが多いのがネックです。

飛び
飛びにくい
飛びやすい
重さ
軽い
重い
回転
かけにくい
かけやすい
打球感
柔らかい
硬い
レベル
初心者
上級者価格
価格
安い
高い

特殊素材ラケット(アウター)

卓球ラケットのアウターカーボンラケットのイメージ

インナーラケットとは逆に、特殊素材を外側に配置したラケットがアウターラケットです。

外側なのでアウターです。

外側といっても特殊素材が剥き出し状態ではなく、打球面である上板の直下に配置しています。

インナーと同様に「アウターラケット」、「アウターカーボン」、「アウターファイバー」と呼ばれています。

特殊素材ラケット(アウター)の特徴

卓球ラケットの特殊素材(アウター)の板構成

アウターラケットは特殊素材が外側に配置されておりボールのインパクトが伝わりやすいため、打球感が固く、ラケット自体のしなりがでにくいため回転はかかりにくいです。

その反面、良く飛びスピードも出ます。

木材合板のラケットに比べボールが直線的になり、回転もかかりにくいため初心者には扱いが難しいですが、上級者が使用するとスピードも回転もすごいボールが飛んでいきます。

飛び
飛びにくい
飛びやすい
重さ
軽い
重い
回転
かけにくい
かけやすい
打球感
柔らかい
硬い
レベル
初心者
上級者
価格
安い
高い

単板ラケット

卓球ラケットの単板のイメージ

単板ラケットとは合板ラケットと異なり、複数の板で構成されているのではなく、1枚の板のみ使用されたラケットです。

木材の種類は檜(ひのき)が使用されており、打球感がとても柔らかいのが特徴です。

主に日本式ペンホルダーに多く使用されており、シェークハンドラケットでは非常にレアなラケットです。

単板ラケットの特徴

卓球ラケットの単板のヘッド側
卓球ラケットの単板のサイド側

単板ラケットの特徴は、板厚が8〜10㎜と厚く、打球感は非常にソフトで独特のフィーリングです。

板が厚いことにより、打球は良く飛んでくれてスピードもかなり出ます。

しかしながら、打球感は吸い付くような柔らかい食い込みがあり、その瞬間にエネルギーを爆発させるような打球が打てます。

この独特の打球が単板愛好者には好まれています。

単板ラケットは板の等級により値段がピンキリで、ヘッド側の写真のように縦のラインがより密で垂直なほど希少で高価です。

日本式ペンホルダーを使用するなら是非単板ラケットを使用して欲しいほど、打球感と飛びが気持ちいいラケットです。

飛び
飛びにくい
飛びやすい
重さ
軽い
重い
回転
かけにくい
かけやすい
打球感
柔らかい
硬い
レベル
初心者
上級者
価格
安い
高い

卓球ラケットは多種多様!自分好みのラケットを見つけよう!

「5枚合板」「7枚合板」「インナーラケット」「アウターラケット」は多く流通しているシェークラケットの主な合板構成ですが、ラケットの厚み、使用している木材の種類によってさらにスペックが細分化されます。

木材構成×厚み×木材の種類でラケット性能は無限大です。

ぜひ自分好みのラケット、自分のプレースタイルに合うラケットを探してみましょう!

初心者は扱いやすい5枚合板のラケットがおすすめだね!

レベルアップには特殊素材を使ったラケットもおすすめ!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次